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めだか水槽用LEDライトの選び方
めだかに照明って要るんでしょうか。観賞や水草の育成だけでなく、産卵に必要な日照時間を確保するという大事な役割があります。屋外飼育との切り分けと、色味・明るさ・タイマーの選び方をまとめました。
めだかの水槽に、照明って要るんでしょうか
熱帯魚や金魚の水槽ではライトが載っているのをよく見かけますが、めだかとなると 急に情報が減ります。私も飼い始めたころ「水槽セットにライトが付いてなかったけど、 これ買い足さなくて大丈夫なのかな」と、しばらくもやもやしていました。
今の私の答えは「飼うだけなら必須ではないけれど、産卵を狙うなら実質必須」です。 照明が何をしてくれる機材なのかを知ると、自分に要るのか要らないのかがはっきりします。
照明が果たしている、3つの役割
水槽用ライトは「きれいに見せるための飾り」だと思われがちですが、実際にはもう少し 仕事をしています。
- 観賞用に、めだかをきれいに見せる — これは想像どおりの役割です。 とはいえ効果はばかにできなくて、ライトを付けた瞬間に体色の照りや背中のラメが ぱっと浮かび上がります。私は初めて点けたとき「同じ魚とは思えない」と声が出ました。 改良品種を飼っている人ほど、ここだけで元が取れると思います。
- 水草を育てる — 水草は光合成で育つので、光が足りないと成長が 止まり、やがて枯れて溶けていきます。マツモやアナカリスのような丈夫な種類でも、 室内で窓から遠い場所に置いているなら光が足りないことが多いです。
- 産卵に必要な日照時間を確保する — 見落とされがちですが、 室内飼育ではこれがいちばん大きい役割だと思っています。次の項で詳しく書きます。
産卵させたいなら、照明はほぼ必須です
めだかが卵を産み始めるスイッチは、だいたい2つの条件で決まります。水温がおよそ20℃以上あることと、1日の日照時間が13〜14時間以上あることです。春になって暖かくなり、 日が長くなってきた——という環境の変化を、めだかは「繁殖の季節が来た」と受け取ります。
問題は後者です。13〜14時間というのは、けっこう長い。屋外なら初夏の自然な日長で 自然に満たされますが、室内の窓際に置いた水槽だと、部屋の向きや季節によっては ぜんぜん届きません。水温はヒーターで20℃以上に保てているのに卵をまったく産まない、 というときは、たいてい光のほうが足りていません。私も一度これで悩んで、 「水温は合っているのになんで?」としばらく首をひねっていました。
そこで照明の出番です。自然光の足りない分をライトで補って、点灯している時間を 合計13〜14時間に持っていく。屋内で計画的に殖やしたいなら、ここは道具で 解決してしまうのが早いです。
そして、この用途で本当に効いてくるのがタイマーです。手動だと 「今日は帰りが遅くて点けるのが3時間遅れた」「休みの日に消し忘れて18時間点いていた」 ということが普通に起きます。日長のリズムがばらつくと、めだかも調子を掴めません。 コンセントに挟むだけのプログラムタイマーを1つ買って、朝6時に点灯・夜8時に消灯、 と決めてしまえば、あとは何も考えなくてよくなります。旅行中も勝手に回ってくれるので、 私はこれを買ってから照明まわりのストレスがゼロになりました。
Amazonで「水槽用の照明タイマー」を見る屋外ビオトープなら、基本的に要りません
プラ舟や睡蓮鉢での屋外飼育なら、照明の話はまるごと不要です。太陽が毎日ちょうどいい 強さと長さで照らしてくれるので、わざわざ電気で足す理由がありません。むしろ屋外では 光が強すぎることのほうが問題になりやすく、置き場所や日よけのほうを気にすることに なります。そのあたりは屋外ビオトープ飼育(プラ舟・睡蓮鉢)の始め方にまとめています。
ついでに言うと、屋内飼育でも「照明なしで問題ないケース」はあります。水草を入れて いなくて、産卵も狙っていなくて、部屋の明かりや窓からの光で昼夜のリズムがついている のなら、無理に買わなくても普通に飼えます。逆に、オフシーズンにも殖やしたいとか、 水草をしっかり茂らせたいとか、はっきりした目的があるときに買えばいい機材だと 思っています。
色味と明るさは、目的で決めます
製品ページを見ると色々な色味が並んでいて迷いますが、選び分けはわりと単純です。
- 観賞メインなら、白色〜昼白色 — くせのない自然な光で、体色を素直に 見せてくれます。迷ったらこれで大丈夫です。青みが強い「昼光色」寄りの製品は 涼しげに見える一方で、赤や黄色の品種はやや沈んで見えることがあります。
- 水草をしっかり育てたいなら、植物育成用LED — 光合成に効く波長を 多めに出すように作られています。同じ「明るさ」の表記でも水草の育ち方が違うので、 前景草を絨毯にしたいといった目標があるならこちらです。ただ赤みの強い製品は 見た目が少し独特なので、観賞も両立したいなら「水草育成対応」をうたう 白色系のモデルが無難です。
選び方のポイントは2つだけ
あとは実用面です。私が見ているのはこの2点くらいです。
- タイマー内蔵かどうか — 管理の手間がいちばん変わるところです。 本体にタイマーが入っているモデルなら、別売りのタイマーを買わずに済みます。 内蔵していない場合は、前述のコンセント式タイマーを組み合わせればまったく同じ ことができるので、「本体は好みで選んで、タイマーは別で足す」でも問題ありません。
- 水槽サイズに合った明るさと、光の広がり方 — ライトは 「30cm水槽用」「60cm水槽用」のように対応幅が書かれています。水槽より短いものを 選ぶと両端が暗くなり、水草を植えても端だけ育たない、ということが起きます。 買う前に水槽の横幅を測っておきましょう。スタンド式(アームで浮かせるタイプ)は フタの有無や容器の形を選ばないので、プラケースや衣装ケースで飼っている人にも 使いやすいです。
まとめ
めだかに照明は必須ではありません。でも、室内で産卵を狙うなら話は別で、 水温20℃以上に加えて日照13〜14時間を作る必要があるので、ライトとタイマーは ほぼセットで用意することになります。屋外ビオトープなら太陽任せでかまいません。 色味は観賞なら白色〜昼白色、水草なら植物育成用。あとは水槽の横幅に合ったサイズを 選ぶ。これだけ押さえておけば、照明で悩む時間はぐっと減るはずです。
照明を整えて無事に卵が採れたら、次は産卵床と稚魚の準備です。そちらは産卵床・稚魚飼育用品の選び方にまとめています。