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金魚の屋外ビオトープ飼育(プラ舟・睡蓮鉢)の始め方

金魚も屋外で飼えますが、めだかと同じ感覚で容器を選ぶと水量が足りません。私が45L容器で痛い目に遭った話と、屋外向きの品種の見分け方、めだか以上に気を使う防鳥ネットと置き場所の話をまとめました。

めだかより一回り大きい水量が必要

金魚も屋外飼育に向いている魚です。プラ舟や睡蓮鉢に入れて庭やベランダで飼っている人は 多いですし、太陽の光の下で見る金魚の色は、室内の水槽で見るのとはまったく違って見えます。 私も屋外に移してから「同じ子だっけ?」と本気で思いました。

ただ、めだかの屋外飼育と同じ感覚で容器を選ぶと、ほぼ確実に水量が足りません。 和金は成魚で15〜20cm近くまで育ちますし、体が大きいぶんフンの量もめだかとは 比べものになりません。水量は最低でも60L、できれば100L近い容器を 見ておくと、あとで慌てずに済みます。

というのも私、めだか用に買っておいた45Lのプラ舟が余っていたので、 「金魚も屋外なんだから同じでいいでしょう」と軽い気持ちで和金を数匹入れたことがあります。 春先はまったく問題なく、これで正解だったと得意になっていました。 ところが夏に入ってしばらくすると、朝見たときに水が明らかに白く濁っていて、 金魚が水面近くでぼんやりしている。あのときは本当に焦りました。 水量が少ないぶんフンの量に水が耐えられなくなっていたわけで、 結局その日のうちに大きい容器を買いに走りました。

容器を選ぶときは、今の金魚のサイズではなくこれから育ったあとのサイズで 考えてください。金魚は水量に余裕があるほど大きく育つので、 容器のサイズがそのまま将来の姿を決めることになります。

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屋外向きなのは和金・コメット。丸手体型や外国産は要注意

水量の次に大事なのが、そもそもその金魚が屋外向きの品種かどうかです。 ここを確認せずに外に出してしまうと、夏は乗り切れても冬に泣くことになります。

これは私の失敗談なのですが、屋外のプラ舟に和金を入れて調子がよかったので、 調子に乗って琉金も一緒に入れてしまったことがあります。夏の間はまったく問題なく、 むしろ和金より優雅に泳いでいて満足していました。 その年の秋、水温が下がってきたころに「そういえばこの子は丸手だ」と気づいて、 慌てて室内の水槽に避難させました。あとから調べたら、丸手をそのまま屋外で 冬眠させると転覆病のリスクが上がるとのことで、気づいてよかったと心底思いました。

冬眠に向く金魚・向かない金魚の見分け方と、冬の具体的な備えについては金魚の冬越し・保温対策用品の選び方に詳しく書いています。屋外で飼うと決めたなら、夏のうちに一度目を通しておくのを おすすめします。

防鳥ネットと置き場所は、めだか以上に気を使う

屋外飼育で見落としがちなのが、外敵対策と置き場所です。金魚はめだかよりずっと体が大きく、 色も目立ちます。上から見下ろす鳥にとっては、これ以上ないほど分かりやすい獲物です。 チェックしたいのはこの2点。

ホテイアオイのような浮草を浮かべておくのもおすすめです。水面に日陰ができるうえ、 水質浄化の助けにもなります。ただ金魚は水草をよく食べるので、めだかのときのようには 増えてくれません。私のところでは夏の間に何度か買い足しています。

真夏の猛暑日はどうしても水温が上がり、水中の酸素が薄くなります。 金魚が水面で口をパクパクさせる「鼻上げ」が見られたら酸欠のサインなので、 そのときの対処は金魚水槽のエアレーション・エアポンプの選び方にまとめています。

なお、屋外なら太陽が十分な光をくれるので、水槽用の照明は基本的に要りません。 照明が必要になるのは屋内飼育のほうです。その話は金魚水槽用LEDライトの選び方にまとめています。

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まとめ

金魚の屋外飼育でつまずきやすいのは、結局この2つに集約されると思っています。 ひとつは水量をめだかの感覚より一回り多く取ること。最低60L、 できれば100L近く。もうひとつは品種を和金・コメットのような長手を軸に選ぶこと。丸手や外国産は屋外での冬越しに向きません。

あとは防鳥ネットをかけて、一日中直射日光が当たらない場所に置く。 これだけ押さえておけば、屋外での金魚飼育はかなり気楽なものになります。 冬越しの注意点は金魚の冬越し・保温対策用品の選び方、 屋内で飼う場合の基本用品は初心者向け金魚飼育スタートキットもあわせてどうぞ。